ポルトゲーザ対ネーデルラント

今大会屈指の好カードであった.しかしながら,審判の乱発する紅カードによって,試合およびチームそのものが事実上「壊された」.前半の早いうちに良い形からマニシェがきれいにゴール.しかし,30分頃にクリスチアーノ・ロナウドが負傷退場.そしてそこから審判の独壇場が始まった.

次々とたぐりだされる黄紙,ついで赤紙.そのせいで余計にエキサイトしてくる選手達.後半には乱闘まで起きた.もはや審判は試合をコントロールしてなどいなかった.プレイのたびに止められ,カードが出てくる試合.ひどかった.そしてボール支配率38%のポルトガルが結局勝ったものの,チームの中心であるデコが警告のために出場停止,Cロナウドも次戦微妙,ゴールを決めたマニシェ,そして世界最高クラスのパフォーマンスを見せるフィーゴにそれぞれ黄紙一枚ずつ.もうムチャクチャだ.こんな状態でイングランドとまともな試合が出来るはずもない.チームが完全に審判によって壊された.

結果として,審判は合計20枚のカードを出した.両チーム二人ずつ退場.ロスタイムは6分取られた(本当は,審判に止められた時間は20分くらいあったのだが・・・).驚くべきことに,両チーム合計のファウル数は25であった.対してイエローカードが16枚.つまり,ファウル約1.5回に一枚黄色いのが出ていたことになる.こんな審判が決勝トーナメントで笛吹いていいのか.史上最強の韓国賄賂審判と言われたモレノ氏に匹敵する.せっかく楽しみにしていたのに,最低の試合だった.この試合の荒れ方は,ちょうど一年前の北朝鮮戦を思い出した.










審判 (岩波文庫)

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