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こんな社会で昨日のようなますらおが育ったのが喜ばしい.

日本の親 我が子にすら注意しない… 日中韓で調査
2007年3月8日(木)03:03

 日本の小学生は中国や韓国に比べて家庭で注意を受ける割合が際立って低いことが7日、財団法人「日本青少年研究所」の調査報告書で分かった。家庭でよく言われる注意事項23項目のうち21項目について3カ国中最下位で、家庭での教育力の低さが浮き彫りになっている。同研究所は「最近の日本の親は、親と子は別個の存在と考える米国型の価値観に変化してきているため、子供に注意をしないのではないか」とみている。
 昨年10〜11月、東京、北京、ソウルの3都市の小学4〜6年生を対象に、各学校で書面形式で生活習慣を調査。計5249人から回答を得た。同研究所によると、同種の調査は初めてという。
 親のしつけに関する設問では、家庭でよく言われる注意事項23項目のうち21項目で、日本の子供は中韓より注意される割合が低かった。特に「先生・親の言うことをよく聞きなさい」とよく言われる子供は2割前後で、両国の半分。先生と親の権威低下がうかがえた。
 「よく勉強すれば、将来いい仕事がある」も17・8%と低く、中国(53・8%)、韓国(41・7%)と対照的。「好き嫌いしないで全部食べなさい」「嘘(うそ)をついてはいけない」「友達と仲良くしなさい」なども大幅に低かった。
 一方、日常的な生活習慣では、毎朝歯磨きをする比率が63・9%、毎朝洗顔するのが66・9%にとどまり、それぞれ中韓より2割下回った。テレビを見ながら食事するのは46・0%と半数弱を占め、いずれも11%台だった中韓の4倍に達し、「ながら食事」の浸透ぶりをうかがわせた。
 友人関係では、親友の有無や友人の数では3カ国とも大差はなかった。だが、「友人の喧嘩(けんか)を止めるか」との質問に、「必ずする」と回答したのは15・9%と中韓より10〜15ポイント低く、「しない」(22・5%)は5〜15ポイント上回った。
 斎藤哲瑯(てつろう)・川村学園女子大教授(教育社会学)の話 親からしつけをきちんと受けていない「団塊の世代ジュニア」が親になり、子供に何を伝えればいいのかが分からなくなっているのではないか。学力は重視するが、人格形成はおろそかになっている。子供のうちにきちんとしつけをしないと、将来の自立を妨げることになりかねない。親だけでなく、社会全体でしつけていく視点も必要だ。

日本の小学生、将来への期待少なめ…日中韓調査で判明
2007年3月7日(水)23:56

 日本の小学生は、中国や韓国に比べて、将来への期待や勉強などに対する意欲が低い実態が、財団法人「日本青少年研究所」の調査結果から浮かび上がった。
 「勉強すれば、将来いい仕事がある」と言って子供を励ます親の割合も、日本は最も低かった。同研究所では「日本では勉強が出来ても将来の保証にならなくなってきたことの反映なのではないか」と分析している。

 調査は昨年秋、東京、北京、ソウルの小学4〜6年生計約5200人を対象に実施された。

 それによると、「将来のためにも今頑張りたい」と思う小学生は、北京、ソウルでともに70%を超えたが、東京は48・0%。「勉強のできる子になりたい」と答えた子供も、中韓が80%近かったのに対し、東京は43・1%にとどまった。

社会的発展段階の異なる国と比較してもあまり意味無いし,何でもかんでも「中韓と比べて」危機感を煽ろうとするやり方はやめて欲しい.不快だ.しかしながら,日本の倫理が崩壊しつつあるのも事実で,ある意味でもう終わったと思う.さらにしかしながら,この結果から,中韓では優秀な人材が育って日本をはるかに凌駕してしまうんじゃないかなどとやたらと悲観する必要もないだろう.発展段階で言えばこちらがはるかに進んでいるわけで,彼らは結果的に我々の通った道を辿ってくるだけだ.すなわち,我々が現在直面しているような問題は,彼らにも同様に生じるだろう.超高度に学歴社会化している中国はもとより,つい最近に経済破綻した韓国も学歴偏重・経済発展重視となるのは当然で,同じようなことは戦後日本でも起こった.もちろんその弊害も彼らは被るだろう.最近の中国*1を見れば分かるが,例えば環境破壊という点についても,彼らは日本の失敗から何も学んでいない.

一方,この記事に対するほかのブログや日記などを見ると,「勉強なんかよりも大事なものがある」ということを根拠に正当化を図ろうとするものが散見された.しかしこれは,少なくとも軽視しているその「勉強」ってやつをちゃんとやった人しか言ってはならないと思う.こうした意見はおそらく勉強よりも人間性を重視しようという考え方だろうが,誰かにとっては重要な価値観であるかもしれない「勉強」を一方的に軽視し否定するような人の人間性こそどうかと思うからである.だが,何より大事なのは,いぬ大好きということ.

*1:「ペンキではげ山緑化」に続き、「風水で真っ赤な山」が出現!―雲南省昆明
3月6日9時56分配信 Record China

2007年3月5日、雲南省昆明市のメディアが、「風水効果をあげるため、真っ赤なペンキで塗られた山がある」と報道した。2月20日、レコードチャイナは「ペンキではげ山を緑化した」というニュースを発信したが、この真っ赤な山の出現も、また同じ「富民県」で起こったことだ。

この真っ赤な山は、富民県政府から3.4km離れた大西村の近くにある。絶壁に囲まれた山肌は真っ赤なペンキで塗られ、とても目立っている。近くに住む村民に話を聞いたところ、この山が赤く塗られるようになって、もう数年が経つとのことだった。そしてその村民は、赤い色を維持する為に、毎年定期的にペンキが塗り直されていることも明かした。詳しく尋ねたところ、ペンキ塗りをしているのは県政府近くに住むある商売人で、山の前に別荘を持つその人物が、風水効果をアップさせるために始めた行為だ、と理由を説明してくれた。その話を聞いた後、早速その人物の家を訪ねてみたが、本人の姿は無く取材は実現しなかった。現在、この真っ赤な山の存在を知った村民たちは、ペンキによる環境破壊を恐れて、対策を検討中とのことだ。(編集・饒波貴子)