アパチーズ

私は去年までこの名のサッカサクールに所属していたが,15年前の発足当初は素人ばかりの弱小チムだった.6,7年前にはメンバーの少なさで解散の危機にも陥った.彼らの活動は年に1,2回の公式大会に無練習で参加するだけ.ある1年生チームに1-13で敗れたこともあった.(それで激昂して二度と来なくなる団員もいた).しかし,4年ほど前から練習試合の回数が急激に増加し(練習の回数は増えないが)活動はお盛んになった.最高のライバルである韓国人(+スペイン人,黒人,あとジョージ)チームやぐん○ぜ,喫煙○所チーム,ボー○ズ,ラプト○ルズなどとの毎週日曜に3時間程度続く過酷な試合を年間40試合以上経験し,素人集団はいつしか素人よりはうまくなっていた.

Fig.1 ある試合で突如起こった伝説のプレイ.今でも語り草になっている.

アレは去年の今頃だったか,教○杯という公式大会が開催され,アパチズも当然エントリーしていたが,試合当日になって人数が6人しか集まらないことが判明した.相手は結構強い喫○所だった.方々に声をかけ,韓国人にまで電話をし,なんとか集められそうになったが未だ6人しかいない状態でキックオフ.試合前,相手チームから「ふへへ,なにこいつら」「なめてんの?」などの罵声を浴びせられた(もちろん喫○所チームが全員そんな人たちではなかったが,彼らには性格の良い人と悪い人がいて,その区別ははっきりしていた.この試合では運悪く性格悪めの人が多かった.).で,試合開始.相手は「ひひひ」とか「どうした?なんで取りに来ないの?」とかいいながら「ヘーイ」「ヘーイ」と俺たちを愚弄しながらパス回しを繰り返していた.そして5分くらいたって「おい,そろそろ点取っとこうぜ,つまんねえよ」と言い出し,「ひはっ!じゃあ,俺!俺!」と簡単にゴールを決められた.そして「弱っこいつら」と吐き捨てられた.本当にマンガみたいな言動を随所で見せるチームだった.まあ何回かオフサイドトラップにぶっかけたものの,戦力差(というか人数差)は余りに歴然.思いっきりサイドにクリアしてボールを取りに行く時間を稼ぐのが精一杯だった.
後半になってやっと戦士たちはそろいだしたが,前半で取られた3点差を挽回するのは不可能だった.俺は,俺は本当に!あの悪夢の前半戦の屈辱を忘れることは生涯無いだろう...現在のアパチズにあのときのメンバー(俺,HY,委員,テニス,higg,ari5)が一人しか残っていないのは非常に残念なことだ.

現主将のhigg君には「アパチーズ最悪の日」としてぜひ映像化してもらいたいところだ.