最上から糞バトンがきたっぽいので

かくさ.今回は本なんだって.

1 お部屋にある本棚の数は?
ラックが二個くらいか.横に倒して置いてる.


2 最初に買った/読んだ本?
買ったのは...漫画は除外よね?じゃあ...きまぐれオレンジロードのノベルス版かな...


3 今読んでる本は?
ダヴィンチ・コード
今度リアルでルーブルに行くので予習がてらに.


4 特別な本5冊は?

ドグラマグラ/夢野Q作
今までかなりの推理小説を読んできていろんな意味で耐性ができてるってのに..これを読んだのはかなり更年期になってからなのだけど,非常に良かった.
舞台はQ州帝国大学医学部という馴染み深い場所だしね...映画版も見てしまった.この話に出てくるのはきけしゃんだらけで,読んだ人もきけしゃんになることで有名である.

孫子
尊師ではない.これを読んだときは全てが衝撃だった.衝撃過ぎて泣いた.何度も何度も読み返し,もはや俺の行動原則の一つにさえなっている.兵法書読んでて涙したのはこれと司馬法くらいである.一応,武経七書(『孫子』『呉子』『尉繚子』『六韜』『三略』『司馬法』『李衛公問対』)と戦争論(クラウゼヴィッツ),戦略論(リデル・ハート),君主論(マキャベリ),戦争概論(ジョミニ),ゲリラ戦争(エルネスト・チェ・ゲバラ)と一通り目を通したが,やはり孫子に勝るものは無いと思われる.とくに心理的要因に対する考察が素晴らしく,現代心理学で必死に解明しようとしているようなことを2000年以上前に既に実戦で応用している.信じられん.クラウゼヴィッツの殲滅戦理論も心理的要因を考慮したものであるが,結局は100戦して100勝する理論であり,戦う前に勝っているという孫子リデルハートに比べると,そこまでの衝撃はない.

③猫の舌に釘をうて/都筑道夫
タイトルまじで本編に関係ない(あるのかもしれんけどわからん).推理小説界の奇書のひとつである.本の装丁そのものにトリックが使用されている.最初に何も知らずに読むと落丁本をつかまされたと思うかもしれない.しかし,この本で衝撃を受けたのはその点だけではなく,数々の名言である.e.g.,「ウキウキ ズキズキ ス○リップ!」「バ○ナ噛ませます タバ○吸わせます」

冷静と情熱のあいだ/あの二人組
太陽が別れを告げた街並(*1).にぎやかな通り(*2)を抜けた.
ミラージュの赤(*3)をゆらしながら私は――驚いたような口調で,電話の向こうにいる人物にこう告げた.
「What a wasteful sentence!(なんて無駄の多い文章なの!?)」
「Qu'est-ce que tu as déjà fini de lire?(もう読み終わったの?)」
笑い声.
その後ろにはマック(*4)の声も聞こえる.
「いや,途中で読むのをやめたよ」
「Das scheint vergeudet(あら,もったいない)」
彼女はgeudetに強いアクセントを置いて言った.
それを聞いてもなお,私はこのRosso(赤)とBlu(青)の恋物語(ドラマ)に・・・それがあるべき状態を思い出させてあげた(*5).
かすかに・・・今もかすかに,外からはにぎやかな声が聞こえ続けていた(*6)・・・

*1 東広島市西条町のこと.夜はとても暗い.
*2 下見街道のこと.驚くほど狭いくせに交通量が尋常でなく,歩道もない.さらにその道にクレーン車が倒れたこともあり.
*3 カスみたいなコンビニワイン
*4 うちで飼ってたマルチーズ
*5 さっさと閉じて本棚に戻したということ.
*6 西条の夏は虫がうるさい.

⑤マガーク探偵団シリーズ
まさに原点.小学低学年のころはこればっかり読んでいた.やっべ,ちょっと読み直してみたい.とくに鼻のウイリーがどのように毎回毎回活躍できてたのかをチェックしたい.あいつ必要ないんじゃないか.

バトンは:onobouzu,ayaさん,MRTさん,jibeqさん,尚夫・丸プロあたりたのむ.