対露関係

こんな結果が出たらしい:中国より日本がパートナー ロシア世論調査*1日露戦争(まあこのときの相手はロマノフなのだが)から100年が経過し,またペレストロイカ以後の民主化が進み,国民の意識は以前の共産圏の中国よりも日本に向き始めたということか.政府間では依然領土問題に関する交渉が難航してはいるがこうした世論からの突破口は見出せないものか.そんなこと自体,かつては考えられなかったことだが・・・


先日ロシアのアルティメット先生との談話の中で,山本五十六やあちらの現空母ワリャークなどの話が出てきた(そして歌っていた).海軍関係がかなりお好きに見えたが,嬉々として話される(そして歌われる)ので,逆にこちらの方が日本でこんな話していいのかなとちょっと思ってしまうくらいだった(それくらい未だ私の意識にも小中高までの教育の影響が残っているってことなのかな).そこでさらに,現在ロシアでは空手が日本以上の人気だとおっしゃられた.そして途方もない廻し蹴りを披露していただいた.さらに,「ヘイ,コノワザナントイウカワカリマースカ?」と言いながら強烈な蹴りを放たれ,「マエゲ・・rrリ?」と答えると,「ダー」と.実際,空道*2がおさかんらしいし(柳龍光のものと同一かどうかは不明.多分●プロ氏が良く知っている),単に日本からの企業進出が多いだけで「民間交流」が盛んだなどと言われる中国よりかはもう少し深いところで交流できるような気がする*3.かつてのことを全て洗い流すことは確かに不可能だろうし,あちらにも凄まじい国内問題が山積してはいるが,それを理性的に話し合える国なのでは無いかと思う.プー●ン(ぷーやんではない)とは厳しいかもしれんがね.









日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第18巻) (ビッグコミックス)

日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第18巻) (ビッグコミックス)

↑彼にしては珍しく真面目に正確に描かれた名作だと思う.主観にまみれた坂の上の雲なんかよりはるかにマシ.まあ,漫画も小説も必ずしも史実に忠実に作られる必要は無いと思うが(竜馬がゆくなどは忠実に書いてあったら絶対つまらない),司馬遼太郎のやっかいなところは,普通に読んでしまうとまるでその内容が事実であるように思ってしまうことである.それくらい彼はある種の権力を持ってしまった...ある意味悲しい.

*1:中国より日本がパートナー ロシア世論調査

 14日のインタファクス通信によると、ロシアの世論調査機関ロミールの最近の調査で、アジアでは日本を「戦略的パートナー」にすべきとの回答が35%と、中国の28%を上回り、ロシア国民は中国より日本を重視すべきと考えているとの結果が明らかになった。

 プーチン政権は、アジアではエネルギーや軍事分野で中国を最有力パートナーとしているが、国民の意識とはずれがあることを示す結果となった。

 調査は1600人を対象に行われた。3位は韓国(7%)、4位はインド(6%)で、全体の78%がアジア太平洋地域との関係発展を支持した。(共同)

(02/15 00:38)
http://www.sankei.co.jp/news/060215/kok002.htm

*2:

http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200511300166.html
[注・これは朝日記事です]

*3:

しかし私の周囲の中国の方々とも普通にあちらの共産党についての話は可能である.報道されているのは極端な例ばかりであって,しかしながら確かに素行の悪い中国人も多い.今までの経験から行くと半々くらいで極めて明確にその二種類が分かれる気がする.韓国人についても同様.報道されるようなひどいのは今まで出会ったことが無い.でもサッカーの試合中はすごいラフプレイと野次だったけどね..小林何某の主張ではないが,私と公は分けるべきであろう.私的には私は彼らが嫌いでもなんでもないが,公,つまり国体(MIBさん向けキーワード)を考えるに当たっては彼らが理不尽なあるいは我々の主権を侵害するような言動をとった場合はそれを批判することが作法であり,マナーであると考える.