WBC-メヒコ戦-

やはり,なんだかんだ言って松坂と一郎選手はすごい.この二人がいなかったらと思うとゾッとする.あと,やはりこのレベルになってくると,敵味方問わず全選手の一つ一つのプレイがすさまじかった.前半のメヒコの守備は本当に堅かった.ちょっと感動したよ.さて,韓国がアメリキに勝ったようだが,その韓国を潰すとあとは失点差勝負になる.ここまで接戦になるとはなあ,そもそも韓国に勝てるのかい?勝たないと話にならんからなあ.


例の誤審問題だが,結局,大会本部は正当性を主張しているようだね.まあ当然といえば当然か.もともとこんなもん機械に任せておけばいいものをわざわざ人間にやらせているのだから,知覚エラーは当然生じる.そこにガタガタ言ってもどうしようもないと思う.もっとちゃんとせえやとクレームつけるくらいしか無理だろう.そもそも,運動物体の運動開始時の空間位置は,実際よりもちょっと前方に進んで見える(Frohlich効果: Frohlich,1923, 1929).さらに言えば,審判は捕球タイミングと出走タイミングの同時性を見なければならないが,こうした同時性の知覚はイベント同士の空間距離によって変わる.もともと非常に見誤りやすいケースであったことは間違いないと思う.

誤審が問題になるのは,ジャッジが明らかに偏っている場合である.2002年ワールドカップにおける韓国絡みの全試合を思い出していただければすぐにわかるであろう.韓国選手の再三にわたるラフプレイをモレノ主審はことごとく無視.逆に相手側選手には何もしてなくてもレッドカードという大変なものだった(ちなみに2002年の韓国絡みの試合は,ワールドカップ至上最大の誤審試合トップ10の中に4つもランクインしている).こういった意図的なミスジャッジは大きく問題とすべきだろう.しかしながら,日本の審判員の方が言っていたが,例のプレイ以外ではとくに偏りは無く,むしろ日本人にとって有利な判定も多かったという.つまり,下手糞だっただけだ.やはり,日本は「ほんまたのんまっせ」とか「トーシロさんばっか使(つこ)たらアカンで」とか言うことぐらいが精一杯だろうな.悔しいがこればっかりは仕方ない.人間が審判すりゃこうなるのは当たり前だ.









ザ・ジャッジ!男女トラブル編

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