しーじゃ●くでムチクチャした


あまりに毎日がつまらなくて,ランダムでダウンロードした論文の中の誤字脱字探しくらいしかすることがないくらいつまらなかったので,たまらず,うちの研究部屋の男4人組でしーじ●っくに行った.

入店する前にすでに大量の食物を捕食していたので,ほとんどの者が2皿くらいで満腹付近にまで登りつめた.そこで誰が言い出したか俺が言い出したか,じゃんけんで負けたら「なんでも炙りかカルパッチョにして出してもらうよう注文する」罰ゲームを挙行するに事ここに至った.最初のお題は「酢〆イワシカルパッチョ」であった.はっきり言って店員を呼び止めてこれを注文するのはかなり恥ずかしい.何としてでも避けたかった.激しいじゃん拳の結果,Y氏が罰ゲーム決定した.まあ俺なんだが.で,店員を呼びとめ,「酢〆イワシカルパッチョにしてください」と頼むと,「カルパッチョですか?」「酢〆イワシをですよね?」と何度か確認され,出てくるときは店員も半笑いだった.食ったら食ったでそんなにうまくもまずくもない中途半端な感じで,ほんとひどい罰だったよ.しかもその皿は負けた奴のタワーに積まれることになってるし.まあそれも俺が言い出してたのだが.気を取り直して,次は「豚塩カルビにぎりの炙り」であった.さすがに俺も日に二度も敗れるバカではなく,院生Aが頼むことになった.で,結局出てきたのだが,今度はけっこううまそう.だって焼肉ご飯と変わらんもの.ほんとうらやましかったね.まあその彼はなぜか店員に水をかけられていたが.あちら側のボルテージも上昇してきていたのだろう.しかしながら我々は最後にもう一つ行った.それは「エビフライの軍艦巻きの炙り」であった.これはひどい.まあ「玉子にぎりのカルパッチョ」よりはましだった.で,結局今度は院生Bが敗れ,注文(チュモン)した.ノリがずたぼろの燃えカスになるかと心配していたが,問題はそんなところではなく,品物が来ない.忘れられているのか(それか意図的に無視されているのか)と思い,院生Bにオーダーの確認を促した.「すいません,エビフライ(の炙り)を頼んでいたんですけど」と聞くと,「エビフライを..炙るんですね?あの,炙るんですよね?」と合計3回も確認され,今度こそは注文が通ったようだ.奥でゴオオオオオオオオオオオという音が聞こえる.禍々しい焦げ臭いのが漂ってくる.しばらくすると,店員が何か黒いのが乗った皿を持ってきた.「あの,本当にこれでいいんですよね?」と言っていた.確かに見た目はやばかった.フライが黒色になっている.なんとか最大限の配慮をしたようで,軍艦に乗せる前にバーナーでやったらしい.なので海苔は無事だった.でも側面も上面も真っ黒なので,見た目はやばかった.んで,Bが食った.すると,味もやばかったらしい.「焦げの味しかしないっすっす」と彼は悲しそうに笑った.その後,俺たちはそれぞれおいしいのを一皿ずつ食って帰った.













将太の寿司 全国大会編(1) (講談社漫画文庫)

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