不起立(規律)の極致
国歌斉唱 起立１人 卒業生１７０人 教員が指導か 門真の第三中
大阪府門真市の市立第三中学校で今月１３日に行われた卒業式で、約１７０人の卒業生のうち男子生徒１人を除く全員が、国歌斉唱時に起立せず、その多くが斉唱もしなかったことが２６日、分かった。式に出席していた３年の担任、副担任計１１人のうち９人も起立せずに斉唱もしなかったという。学校側は事前に教員が卒業生に不起立を促した可能性があるとみて担任らから事情を聴いており、事態を重くみた府教育委員会も調査に乗り出した。
第三中や式に出席した関係者によると、式は卒業生や保護者らが起立して始まり、教頭の「開会の言葉」に続いて国歌斉唱が行われた。しかし、「国歌斉唱」とアナウンスされたとたん、それまで起立していた生徒たちは次々と座り始め、最終的に起立したまま斉唱したのは男子生徒１人だけだった。着席した生徒の大半は斉唱した様子がなかったという。
式には、３年生を受け持つ担任５人、副担任６人も出席していたが、生徒たちと同様に相次いで着席し、起立していたのは副担任２人だけだったという。
式の後、一部保護者から事態を問題視する声が寄せられ、学校側は市教委に報告。さらに教員らが生徒に不起立を命じたり促したりしなかったかどうか、担任らから事情を聴いている。府教委によると、学校の調査に対し一部の教員は「生徒に国歌の意義について説明し、『式で歌うかどうかは自分で判断しなさい』と指導した」と話しているという。
瀬戸和夫校長は産経新聞の取材に対し、「事前に不起立を指導していたのであれば、生徒の内心の自由を侵す行為で明らかに行き過ぎた指導。ただ、現在のところそうした指導があったという事実は確認されていない」と説明。教員の不起立に関しては「学習指導要領に従って起立するよう指導はしていたが、結果としてこうなってしまった」と話している。
府教委小中学校課は教員が全卒業生に不起立を促していた可能性が高いとみており、「非常に大きな問題で、偏向教育ととられても仕方がない。教員の不起立についても経緯をくわしく調べ、厳正に対処したい」としている。
（2008/03/27 8:00)
こんなことになった原因は以下のように推測できる．
1) 立ち疲れて座った．この可能性はない．開式直後のことであるし，いくらなんでもこれはない．生徒ばかり大量に疲れてるのもおかしい (開式前に卒業記念激きつマラソン大会とか行っていなければ，だが)．
2) Zの人たちが主な構成員の学校だった．これは地域的にも十分考えられることである．もしこれだったら仕方がない．ただ，某ブログでこの学校の卒業生だという人の書き込みを見たが，その内容からはどうも今年が特に異常であったようにも思えた．もし地域・文化的な問題が原因であれば伝統的にこの風潮があったはずで，今年が特に異常なのであればこの説の可能性は薄いかもしれない．
3) 日教組が動いた．日教組が近年珍しく積極的な働きかけを行った可能性が非常に高い．これまでの彼らは自分たちが不起立することである程度のMANZOKUを得ていたが，ついに「指導」を始動したのではないかと考えられる．しかも不起立を可能な限り防ぐための苦肉の策として，学校側は，開会の言葉で立たせておいてそのまま流れるように君が代に移るという戦法をとった．それにもかかわらず，着席したのである．これは不起立よりも積極的な行為であるように見える．こんなことを全体の99.4%もの生徒たちが自発的に一斉にやるとはとてもじゃないが考えられない．かなりの偏向教育が行われたことが推察できる．あるいは，一定数の熱心党を育て上げることができれば，彼らが他の成員に働きかけできるようになるし，無定見と迎合性を特徴とする日本人ならば一定数の生徒がZassaっと座ることで，なし崩し的に残りの成員も座ってしまうことが十分予測できただろう．この点では教師たちのミッション (つまり生徒への強烈なマイコン) はほぼ完璧に成功したといえる．おめでとう．
4) 条件付け．マイコンといえばこのような仮説もありうる．．．授業とかの開始時の起立気をつけ礼着席の際に，あえて君が代を流す．しかもノイズに紛れさせて閾下で対呈示するのが望ましい (リーク回避的な意味で)．こんなのを3年間毎時間毎時間やってたら，さすがに君が代によって着席の条件反応を引き起こせるようになるかもしれない．つまり，生徒達は座ったというより「座ってしまった」のかもしれない．．．可能性は皆無だが，もしこれやってたらとてつもない大問題に発展するだろう．まじでびびる．
それにしても，一人で耐え凌いだ1名の生徒はすさまじい精神力の持ち主だと思われる．さすがに俺も他の生徒が全部着席した中でただひとり起立を維持できる自信がない．この人の手記なりなんなり，当時の気持ちを聞いてみたい．ブロガーだったらいいのに．ぜひこの日の日記なりを読んでみたい．
要約すると，この学校は非常にやばいことが明らかになった．
- 作者: 立川秀円
- 出版社/メーカー: 同時代社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
