今日が一応のデッドエンド

某国の経済破綻への一回目のチャレンジである.ここまで彼らは半年以上ずttttっと経常収支で赤字を続けてきた.貿易収支もずttっと兆単位の赤字続きだった.中央銀行である韓銀も世界で唯一の赤字経営.それを受けて,国内の資金の大半を押さえている外資が次々と引き揚げて行っている.さらにそこを狙うファンドどもの攻撃により,ウォン―ドル為替チャートが俗に言うワロス曲線を描きながらどんどんウォン高が続き,韓銀は上記のように資金不足なために外貨準備高もかなりやばい状態に.そして行きついたのが今日の大量の短期外債返還日.話によると,今回は債務の方が外貨準備高を上回ってるとのことだが...デフォルトの場合は国際取引完全停止でみんなはさーん状態になる,というのが9月危機ってやつなんだろうと思うのだが・・・乗り切れるのか?

一つの方法として,IMFに融資を受けるという手もあるが,なんせつい最近グルジア大量支援を表明[*1]してるんで金残ってないよねきっと・・・あとは前回の通貨危機の時のように日本に大量の支援を要求することも考えられるが,福田先生の狙い澄ましたかのような降板劇のせいで重要な意思決定が困難な状況な上,IMFからもう勝手に金貸すな言われてるので手助けできません.どう考えても韓国経済は積んでしまってるんだが,何とか頑張ってね.

*1:IMFなど国際金融機関、グルジア支援を表明

[ワシントン 11日 ロイター] 国際通貨基金IMF)などの国際金融機関は11日、ロシアとグルジア間の軍事衝突に懸念を表明し、IMFグルジア経済を支援するため助言と資源を提供する用意があることを明らかにした。 

 IMFのほか、世界銀行欧州復興開発銀行(EBRD)なども個別に声明を発表したが、米財務省はこれを歓迎するとした上で、グルジアは近年、市場経済化が進展しているため今回の危機を乗り切れるとの見通しを示した。

 IMFのリプスキー筆頭副専務理事は、改革を通じて経済成長を促進させていただけに、今回の紛争でグルジア経済が打撃を受けることは「残念」とした上で、「政策提言、技術的な支援、必要であればIMF融資を利用した財政支援でグルジアを援助する用意がある」と述べた。

 EBRDは紛争の早期解決を呼び掛け、グルジアの金融セクターについては効率的で十分な資本基盤があると指摘した。

 世銀は、グルジア政府の改革を支援するため、今後1年間に3億─3億5000万ドル規模の追加融資を実施することを検討中としている。