興味深い論文


が出ていた.

瀬沼 文彰 (2008) 松本人志イズムの蔓延 : 松本人志が若い世代に与えた影響に関する一考察 笑い学研究 15,75-86.
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006830116/

ただでPDF読める.いろいろと参考になった.特に著者が元芸人ということでリアルな話も入っている.あ,リアルと言えば文中に挿まれている電車内での若者のシュールに関する会話例はまじで糞ムカつかせてくれたww
しかしながら,感想として,「松本の才能や笑いの能力は完全に無視し」,彼の「外部にあるであろう「社会的な側面」に着目する」と言っている割には,どの議論も彼の能力が高いことを暗黙的な前提としてなされているように思われる.そもそも社会的な効果とそれを引き起こしている個人の能力とを分離できるはずがないと思う.あと「遺書」の内容を真面目に捉え過ぎだと思う・・・
ところでここって査読とかあるのかな...