HIPHOPとラップ

*とりあえず日本のに限定します.
HIPHOPはサンプリングする.すなわち,広義でのパクリだらけのジャンルである.ファッションはみんな同じだし,ブレイクビーツのリズムパターンも似通っている(少なくともアクセントは).しかし,リリックとフロウには見るべき点が多い.いろいろと新しいことがあり,すごく面白い.
スキルと呼ばれるものがどのような基準で決定されるのかは知らないが(雑誌や人づてで聞くスキルのすごい人というものに,必ずしもそれを感じることが無いので),俺はラッパーのスキルを自分にもできるか否かで判断する.これだと非常に明快でわかりやすく,自分には模倣するのが難しい人は少なくともスキルフルである.この基準では,verbalなんかが入ってくる.あ,この人はHIPHOP好きにはポップな唾棄すべき人なんだろうな.俺としてはスキルのみを評価する際にマスだとかアンダーグラウンドだとかは一切関係ないので気にしてないが.Dev largeやnitroの人たちやboss the MCやらは面白い.一方,同じPOPでもKICK THE CAN CREWだった3人なんかは簡単で単調で退屈で何も面白くない.muroも微妙.rhymesterや最近の山田マンも微妙.あーあ,名前挙げちゃうと訳わからん批判が来そうで怖いな.あくまで個人的感想.

リリックに関してはTha blue herbやらshing02やらかな.ブルハは最初聞いたとき驚きで震えがとまらんかったよ.初期のケツメイシも面白かった.今は無理.

話が戻るが,J-POPによく見られる中途半端なラップは何とかしてほしい.あまりに幼稚すぎる.例の個人的スキル判断ではMAXが1としてスキル0.01である.有意差である.歌詞(あえてリリックとは言わない)もひどい.なんの意志も思想も新しさも一貫性も無い.単なる空いた時間の埋め合わせである.なのにそのボーカルの人は(あえてMCとは言わない)得意げなのである.恥ずかしいはずなのに.俺ならいくらテレビに出れて売れるとなっても恥ずかしすぎて無理.

w-inds.しかり嵐しかりda pumpしかりDragon ashしかりdelighted mintしかりそして,,

雲黒斎先生...

ほんと,なんで売れてるんだろ?