糞科学シンポ
<ニセ科学シンポ>血液型性格診断など議論 愛媛大で開催へ*1
面白い.思えばこないだの日本心理学会大会でも似たようなワークショップがあった気がする.見には行かなかったが...こういうのはTYさんとかMRTさんとかが大好きそうだ.嘘まみれのマイナスイオン効果なども取り上げられるのだろうな.
そういや今週のナルトで,神経質にメスを洗浄し几帳面に巻物を整理しだしたカブト(不自然に突然こうした行動を取り出した.大蛇丸が冷や汗を流しているところを見ると,二人がこれだけ長い間共に行動していたことを考えるに,これは不自然な行動であると見ていいだろう.もちろん作中では初出の行動である.)に対して,大蛇丸が「アナタA型だったかしら」と聞いた場面がすぐに思い出される.この場合,突然不自然な行動を取り出したのだから血液型などを気にする前に,カブトに異変が生じていることを疑うべきではないかと思うのだが,ナルトにはそもそも大量の設定不良と描写不足が存在するために問題にしない.問題は,血液型性格判断を,現在の設定で利用している点である.血液型性格判断は1927年に古川竹二が心理学研究で発表した論文によって広まったが,現在のものとは異なる.現在の形になったのは,1971年の能見正比古の著書によってである.つまり,ナルトたちの時代は少なくとも1971年以降!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 作者: 能見俊賢
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 文庫
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*1:
「ニセ科学」について議論するシンポジウムを、日本物理学会(佐藤勝彦会長)が30日、愛媛大学(松山市)で開く。血液型による性格診断など、社会に広く受け入れられている「科学的に見える非科学」にどう対応すべきか考える初の取り組みだ。
シンポジウムを提案した田崎晴明・学習院大教授(統計物理学)によると、科学的に明確に否定されているのに「科学らしく」宣伝されている事柄をニセ科学と呼ぶ。検証が待たれる理論は別にして、ニセ科学は科学らしさを装った偽物という解釈だ。
シンポジウムでは、個別の事象について「本物か偽物か」を議論することはしない。こうした事象が信じられるのはなぜか、専門家としてどう対応することが適切かを話し合う。
社会では血液型性格診断が差別を生んだり、さまざまな「科学的効能」をうたう水や家電が高価格で売られている。田崎教授は「ニセ科学が道徳の授業で教えられた例もあり、物理学者として見過ごせない。科学的な考え方よりも『これは正しい、これはウソ』という知識として理科が教えられており、ニセ科学を見極める判断力や批判精神が育ちにくいことも問題だ」と指摘する。
シンポジウムは春の学会の一行事のため、学会への参加登録を済ませた人だけが参加できる。【元村有希子】
(毎日新聞) - 3月29日10時51分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060329-00000027-mai-soci