狙い通り


とはいかなかったが,大体予想通りの筋書きで進んでいる.はっきり言って,現在,大島大使はW杯の中田,WBCイチロー並の厳しい状況にいる.


北朝鮮安保理決議を全面拒否、ミサイル発射継続を表明  
 [国連 15日 ロイター] 北朝鮮の朴吉淵国連大使は15日、国連安全保障理事会が同国のミサイル発射に対して全会一致で採択した決議を「全面拒否する」と表明、「こうした状況下でミサイル発射を中止する必要はない」として今後も発射を続ける姿勢を示した。
 同大使は、国連決議には同国を孤立させ、圧力をかけるという「見下げ果てた目的」があるとし、「自衛のために行っているミサイル発射が地域に緊張をもたらし、対話を阻害しているというのは、こじつけの言いがかりであり、現実をひどく歪曲している」と非難。「(同国による)ミサイル開発、発射実験や製造は北東アジアにおける力の均衡を維持し、平和と安定を確保するためのカギである」として、ミサイル発射の継続を表明した。
 これに対し、米国のボルトン国連大使は「きょうは歴史的な一日だ。安保理が全会一致で今回の決議を採択したと同時に、それに対して北朝鮮がわずか45分後に拒否するという最速の世界記録を作ったからだ」と、皮肉をこめて北朝鮮の対応を批判。ロシアのチュルキン国連大使は、北朝鮮の反応は予想どおりとし、「国連決議の内容を変えるものではなく、安保理の結束に変化をもたらすものでもない」と語った。
(ロイター) - 7月16日13時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060716-00000188-reu-int


プランCといったところか.最良は国連レベルでの経済制裁発動,次に良かったのは中国が拒否権行使のパターンであった.最良パターンについては言うまでも無いが,もし,中国がこんなテロ国家のために拒否権を行使していたら国際社会で完全に孤立していた.中国はそれを避けるためにいろいろと動いた.ロシアはこの件では中国に追従するしか無いので考慮する必要は無い.その次が今回の結果であろう.第3国からの妥協案で決議.当然北朝鮮が受け入れるとは思えない.問題は,今後だろう.

中国はこれ以上北朝鮮に勝手に動かれるわけには行かない(今回の発射も中国には寝耳に水であった.それは発射タイミングが子均等と小沢代表との会談中であったことから分かる).しかし北朝鮮は動かざるを得ない.しかし全会一致で決議しているため,中国が北朝鮮をこれまで以上に支援するのは難しい.しかしそうしないとコントロールできない.しかも北朝鮮への外交ラインが中国国内にはもはや子均等しかいないことも明確になった.ものすごいジレンマであろう.大島大使はこれまで100点と言っていいほどの活躍をしている.北朝鮮問題を通して中国・ロシアを追い込んでいる.これまでの外務省の腐れ外交を考えると,画期的だ.野球やサッカーなんかよりも,この日本代表こそ一番応援すべきである.










黄金時代―日本代表のゴールデン・エイジ

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